バイオリン演奏の多様化、そして癒される日々!
「自分が好きなこと、本当にしたいことは何か」
この一年の間に、立ち止まって考える時間を持った方は多いと思います。
以前から弾いてみたかったバイオリンを習い始めて下さる方が最近多いです。
出会いに感謝し、習ってよかったと思って頂けるよう精進します。
「ポップス弾けないと、バイオリニストはこれから食べていけないからね」
最近の「題名のない音楽会」で、葉加瀬太郎さんが断言していました。
言われた相手は、小学生の頃から関西ではコンクールなどでとっても有名で、その後スーパーキッズオーケストラのコンサートマスター、その後東京芸大で勉強した、クラシックもポップスも弾きまくってきた有名バイオリニストです(-_-;)
私は子供の頃から映画音楽や宝塚歌劇(ジャズがよく使われていました)が大好きでした。
でも私が音大を卒業した頃は、バイオリンでポップス系のお仕事ってほぼなかったんです。
東京では、今も葉加瀬さんとコンサートされてる古澤巌さん、ジャズバイオリニストの中西俊博さんなどがポップス系も演奏されていましたが、関西では宝塚くらいだったでしょうか。
その後所属したオーケストラに、映画音楽のアレンジが上手な指揮者いられて、ポップスオーケストラとしてのコンサートで弾くのが楽しみでした。
でも残念なことに当時は「クラシックの方が上等!」みたいに思っていた同僚がほとんどで…。
「真田丸」「半沢直樹のテーマ」作曲の服部隆之さんのお父様である服部克久さんが、自作曲を指揮されるポップスコンサートが一度だけあり、私はどんな交響曲を弾くよりウキウキ、今までで一番楽しかったお仕事です。
学生時代から劇団四季などのミュージカルも観に行くようになり、ドイツではハンブルクバレエ団を毎週のように観に通い、日本では母・祖母と歌舞伎も観に行くようになりました。
歌舞伎のほか、2~3年前からミュージカルや宝塚歌劇をまた頻繁に観に行っています。
とにかく「舞台鑑賞が大好き」ということが、長い自粛期間にわかったことです。
何が自分にとって「不要不急」かはまだわからないけれど、何が「必要不可欠」なのかははっきりしました。
今は、ミュージカル「ポーの一族」に夢中です。
宝塚トップスターだった明日海りおさんと、可愛い千葉雄大くんが主役。
読んだことのなかった原作漫画もプレミアム版(全巻分)を大人買いして「お勉強中」。
本当に素晴らしい原作、脚本、演出、出演者(アンサンブルさんが凄いのです)で、大道具や衣装も美しく、私の中では「オペラ座の怪人」「ミス・サイゴン」に並ぶ傑作ミュージカルです!
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