ヨガとバイオリン

ヨガと偶然出会ってから、12~3年になります。(当時は"ヨガらしきもの"でした…)

その頃は、バイオリン教師業をお休みして、ドイツの大学でお仕事してまして、毎日のパソコン作業で身体が凝り固まってあまりに痛くて、ほぐすために近所のスポーツクラブに入会。
太極拳とヨガとピラティスを、曲に合わせて練習するスタジオプログラムがあり、そこで偶然習い始めました。
バイオリンのために始めたわけではなかったのに、ヨガのお稽古がバイオリンレッスンに劇的に役立ち、ヨガからたくさん学ばせてもらっています。


ヨガとバイオリンは、つながっていることがとても多いんです。
呼吸が大切であること。
きれいな姿勢、正しいフォームで行わないと、身体を痛めてしまうこと。
しっかりした体幹と、むだな力が入らない脱力が重要であること。

有名なバイオリニストで教育者でもあったメニューイン氏が、ヨガの重要性についての書籍を出版していて、学生時代に読みましたが、当時はエキゾチックで異次元に感じました。
ヨガと10年以上ゆったりと付き合ってきて、最近やっとヨガのポイントみたいなことが身体でわかってきて、今読んだら違う印象ではと思います。

バイオリンのフォームは、身体を痛めないために普段からレッスンで指導していますが、先月の発表会が終わってから、ますます姿勢改善に努めています。

日本に帰ってきた頃、ヨガの先生が「チャクラ」とか「バンダ」とか専門用語を使われて、なんだそれ???と思ったのですが、要はおへその下の身体の重心、コアを感じてということかなと思います。

バイオリンの立ち方も全く同じです。
体幹、重心がしっかりして姿勢が伸びていないと、両腕を自由に使いにくくなります。
猫背ぎみのお子さんには「おなかをぐぐっと伸ばしてみよう!」と言うと、随分カッコよくなってきました。
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ヨガを習い始めた頃は、ただいろんなポーズができるのが気持ちよく、楽しんでいました。
その後、もっと論理的に正しいポーズを学びたいと思った時、「とにかく考えず練習しているうちにわかってくる」と先生に言われたけど、なんか違うなあと思い。
東京の有名な先生のヨガDVDや、アメリカ発のヨガ雑誌などでは、いろいろなポーズの具体的な説明や注意がされていて、やっと今までのたくさんの疑問が解決。やっと納得。
間違ったフォームやバランスで練習してきて、膝を痛めてしまった時期があったので、もう少し早く教えてほしかったなあと、思いました。
それからは、身体を痛めず効率的と思われるポーズを少しずつ体得、やっと呼吸もつながるようになりました。
そんな行ったり来たりの過程が、バイオリンの習得、特に大人になって始めた方と、とても似ていると思っています。

上のことをバイオリンの練習に当てはめてもらえば、わかって頂けるかと思います。

たくさん練習できたり、できなかったり。
張り切って練習したら、身体を痛めてしまったり。
基礎を追究したいと思ったり、自由に弾きたいと思ったり。
山あり谷ありですが、長く続けていけば、折れ線グラフは必ず上向き⬆️

適切なアドバイスと、心からの応援。
続けていきたいと思います💕


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長くなりますが、追伸

片足で立ち、もう一方の脚を伸ばして後ろへ上げるバランスのポーズは、元々得意だったのですが、最近日によってうまくいきません。

もっと高く上げてみようとか、長くバランス取ってやるとか、欲深く?なるとふらふらして失敗します。

欲張らず、見栄を張らず、マイペースで冷静に謙虚に。
邪念(‼️)を持たずに…


まるで人生のようだと、反省します💧


schoko(ショーコ)バイオリン教室 芦屋

兵庫県芦屋市の「schoko(ショーコ)バイオリン教室 芦屋」 JR芦屋駅・阪急芦屋川駅から徒歩7〜8分 主に中学生以上を対象にした教室です 基礎練習と耳慣れたポピュラー曲、クラシック曲を取り混ぜ、きれいな音色を目指して、正しい演奏フォームを論理的に学んで頂けるよう努めています。

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